中古車を購入する方法

中古車に乗る意義は、コスト面でのメリットばかりではなく、自分に合った中古車をおすすめ店で探す楽しみや、レトロな車に乗る楽しみなど、趣味や嗜好に合わせた選択肢もあるため、多くの人にとって魅力的な選択肢の一つとなっています。
おすすめの中古車を購入するには、具体的に次のような方法があります。

1.中古車販売店を訪問する

当然、まずはじめに考えるのは直接、自宅や職場の近くにある中古車販売店を訪れ、販売店で取り扱っている中古車を見て回り、自分が探している車があるかどうかを確認します。

また、自分が探している車の情報を販売店のスタッフに直接伝え、その販売店で取り扱っている中古車を紹介してもらいます。

専門のスタッフから、幅広い車種や価格帯から自分に合った車を見つけるためのアドバイスやサポートを受けることもできます。車両の状態や走行距離など、詳細な情報を提供してくれるお店もあります。

中古車販売店では、さまざまな中古車を専門に取り扱っており、中古車の品質についても整備や点検が行われ、2~5年の保証をつけて販売しているところもあります。とくに最近では、中古車でも長期の保証を付けるのが常識化しつつあるので、保証のないクルマ・保証の付けられない販売店は要注意です。

中古車の保証は、販売店や車種、年式、走行距離、価格などによって異なります。これまでの中古車の保証期間と言えば、1か月から3か月程度が普通でしたが、最近では上記で述べたように、長期の保証期間を付けることが多くなってきています。

中古車の保証は、以下の点に気をつけるとよいでしょう。

1)保証内容を確認する
保証期間、保証内容、対象となる部品や修理内容などを確認しておきましょう。保証がない場合は、自己負担で修理費用がかかることになります。

2)認定中古車を選ぶ
メーカーや販売店が認定した中古車は、安心して購入できる場合があります。認定中古車には、保証が付帯している場合が多いです。

3)購入前に車検証や点検表を確認する
中古車の車検証や点検表を確認して、走行距離や車両の状態を確認しましょう。

中古車の保証は、販売店や車種によって異なるため、購入前に保証内容をしっかり確認しておくことが大切です。

購入前には必ず車の状態をチェックし、試乗して自分に合うか確認しましょう。基本的には試乗できる販売店がほとんどですが、なかには試乗でも、販売店の敷地内を走るだけなのか、公道まで走れるのか、販売店により異なるので確認しましょう。

実際にシートに座ってハンドルを握って運転してみると、ハンドルの“ぶれ・エンジンの吹き上がり・ブレーキの調子・コーナリング・車体の安定性”などもよく分かります。

万一、試乗できないというのであれば、理由を尋ねましょう。車検とか保険が切れていると言う場合、クルマ運転時の違和感など事前にチェックできないので注意しましょう。

2.中古車情報誌を利用する

自動車専門誌などの中古車情報誌を利用して、どこに自分がさがしている車種や価格帯のクルマが陳列してあるか、中古車販売店を探すことができます。

中古車情報の専門誌には、以下のようなものがあります。

グー

「カーと言えばグー!」でお馴染み、全国エリアで展開するクルマ情報誌です。株式会社プロトコーポレーション(PROTO CORPORATION)が発行しています。中古車物件ぺージとともに、最新のクルマ情報にもスポットを当ててています。

中古車物件ページは、均一のレイアウト、定型化した情報表示で、比較検討しやすいよう構成されています。インデックスを利用すれば、目的とする車種までよりカンタンにたどり着けます。メーカーや車種、価格や年式、色や走行距離などの条件で絞り込むことができます。

さらに、往年の名車比較やタイプ別購入ガイドなど、購入に当たって参考になる情報も特集。パーツや保険など、周辺情報も網羅し、カーライフをトータルでサポートしています。

gooの特徴は、中古車情報の豊富さと検索のしやすさです。メーカーや車種、価格や年式、色や走行距離などの条件で絞り込むことができます。また、中古車の相場や買取価格、車検や税金などの情報も提供しています。

また、グーでは独自に、中古車の状態を評価する「グー鑑定」サービスを実施しています。第三者機関に所属するプロの鑑定師が、公正で中立な立場から客観的に鑑定を行ない、クルマ選びをサポートしています。グー鑑定は、外装・内装・機関・修復歴の4項目について評価しており、「鑑定書」もついています。

グーには、北海道版・東北版・北関東版・首都圏版・甲信越版・北陸版・静岡版・東海版・関西版・中国版・四国版・九州版・中 南九州版・沖縄版などがあります。

カーセンサー

日本全国の中古車情報を網羅しており、多数の小型車から高級車・スポーツカー・RVなど、さまざまな車種情報が掲載されています。そのため、様々な車種や価格帯の中古車を比較検討することができます。

カーセンサーは、本誌でアタリをつけ、ネットで最新の価格や在庫状況をスムーズに確認できるよう、各物件ページ右下のQRコードから、すぐにスマホにジャンプできるようになっています。問い合わせは、24時間可能です。

カーセンサーは、価格順で探すのに最適な情報誌です。次のように、総額表示価格の安い順に掲載されています。
50万円未満・50~100万円未満・100~150万円未満・150~200万円未満・200~250万円未満・250~300万円未満・300~400万円未満・400万円以上。

カーセンサーには、「カーセンサー認定」というのがあります。カーセンサー認定とは、車両によって状態が異なる中古車の品質を、一台一台鑑定し、「車両品質評価書」を発行したものです。

車両の鑑定は、業界でもっとも基準が厳しいと言われてる専門機関の「AIS」が行なっています。カーセンサー認定車には、評価点を表示しており、総合点は1~10の10段階で表示、内外装はA~Eの5段階で表示しています。(AISについては、「中古車オークションの歴史」をご覧ください)

ですので、写真だけでは把握しづらい、そんな中古車の状態が一目でわかるようになっています。

カーセンサーには、北海道版・東日本版・西日本版・九州版・沖縄版など地域別のものがあります。

その他の情報誌

・「グー」と「カーセンサー」は、全国の地域をカバーする中古車情報専門誌ですが、その他に、各地域ごとに発行されている中古車情報専門誌があります。

ですので、あなたのお住まいの「地域+中古車情報誌」等で検索してみてください。

たとえば、「北海道+中古車情報誌」で検索すると、「CARさっぽろ」が表示されると思います。すなわち、北海道にお住まいなら、「グー」「カーセンサー」以外に、「CARさっぽろ」という中古車情報誌からも探せるということです。

一度検索すると、あなたのお住まいの地域に、どのような中古車情報誌があるかわかると思います。ただし、地域によっては、「グー」と「カーセンサー」しかないところもあるのでご了承ください。

もちろん、中古車情報誌は、本屋さんばりでなくコンビニにも置いてあるところがあります。

 以上のように、中古車を中古車販売店で探すには、いきなり知っている中古車販売店を訪問するのではなく、中古車情報誌を利用して目星を付けたクルマがある中古車販売店に訪問する方法を取る方もおられます。

そうすると、いきなり中古車販売店を訪問するより、中古車情報誌を利用して目星を付けたクルマがある中古車販売店を訪問するほうが合理的と思われるかも知れませんが、なかには、前々から知っている店員ないし社長がいる販売店のほうが、希望のクルマについて詳しく教えてくれる場合もあれば、希望のクルマをすぐ仕入れてくれるお店もあります。なので、どうするかは、あなたの状況によって違ってきます。

3.インターネットで探す

インターネット上には、「中古車の販売サイト」や「中古車検索サイト」」が多数あります。それらを利用して、車種や年式、走行距離、価格帯、地域などの条件に合った中古車を探すことができます。また、中古車の価格相場や評価なども調べることができます。

インターネットで中古車を購入する場合、以下のような手順を踏むことになります。

1)車両情報の確認
自宅で簡単に中古車情報を調べることができるとはいえ、直接車両を見ることができないため、車両の詳細情報なども確認することが重要です。希望の車種を見つけたら、中古車販売店に電話やメールで問い合わせをし、まずは取り寄せが可能かどうかを確認します。可能なら、車両の写真や動画を送ってもらい、状態を確認することになります。あるいは、直接販売店まで行って現物を自分の目で確かめたり試乗したりしておくと安心です。

2)見積もりや価格の比較
複数の販売店やサイトで見積もりや価格を比較し、希望の車種がそれらから大きな差異がないか確認しましょう。大きな価格差があるときは、何らかの理由があるはずなので販売店に照会してみることも必要です。

3)整備状況や保証内容を確認
整備状況や保証内容については、販売業者によって変わってきます。特に保証内容は、納車後のトラブルを防ぐためにも、きちんと担当者に確認しましょう。保証内容が充実していれば、納車後に故障や不具合が起きても安心です。

4)車両の引き渡し方法を確認
車両の引き渡し方法を確認する必要があります。遠方の場合は、輸送会社を使って車両を輸送することもできますが、その場合、追加の輸送費用が発生する場合もあるので、確認することが必要です。車種や距離によっては、自分で出向いて車両を確認し、直接引き渡しを受けるほうが簡単で節約できることがあります。

5)支払い方法の確認
支払い方法や手数料についても事前に確認し、トラブルを回避するためにも、安全な方法で支払いが可能か確認しましょう。輸送費用を含めた総額を確認しましょう。一般的には、銀行振込みや代金引換などが使われますが、なかにはクレジットカード決済やローン返済を受け付けている販売店もあります。

6)契約する
販売店から提供された契約書を記入し、署名捺印します。契約書には、車両の詳細情報、価格、支払い方法、引き渡し日程、返品・キャンセルに関する条件などが記載されています。

車両の所有者名義変更や自動車税の支払いなどを行うために、必要な登録書類があります。具体的には、自動車検査証、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書、印鑑証明書、車庫証明などが必要です。また、自動車の販売店によっては、代行して登録手続きを行ってくれる場合があります。

7)納車
必要書類や支払いなどに不備がなければ契約手続きが完了し、1~2週間程度で納車となります。車を購入した販売店が遠方の場合、購入者の住民票がある地域で、名義変更や車の登録をする必要があります。納車時には、任意保険の加入や車庫の確保などを自身で行います。

以上のように、インターネットで遠方の中古車販売店から車を購入する場合には、事前にしっかりと確認を行い、安全かつスムーズに取引を進めるようにしましょう。

4.知人や友人に声をかける

周りの知人や友人に、愛車の情報を聞いてみることも有効な方法です。そうすると、直接自分の愛車を売ってもよいという場合もあります。自分が知っている人が乗っている車ならば、車の状態や取引の条件について詳しく聞くことができます。

彼らは、当然のことながら、いま自分の乗っているクルマのことですから、クルマの状態をよく知っているので、その友人・知人が信頼できれば、その車の信頼性も高くなります。また価格についても自由に交渉することができます。

日頃の運転状況まで知っている友人なら、安心して購入することができるかもしれません。ただし、たんなる知人なら、その人の信頼性や車の状態などについて、より詳しく調べる必要があります。購入前には必ず車両の状態を確認し、実際に試乗してみることをおすすめします。

しかし、友人や知人から購入する場合は、正式な契約書を作成するところまでいかない場合が多いでしょうから、トラブル時の対処方法を考えると、たとえば、修理が必要になったときは、いちいち請求するのはそれまでの人間関係に齟齬をきたすこともあるので、そのあと修理が発生しても自分が全額負担してもよいと思われるほどの超低価格の条件でなければ、購入しないほうが賢明かもしれません。

購入する予定の車両情報をもとに、類似車両の販売価格を中古車情報誌やインターネットで調べてみてください。売ってもよいという価格とあまり変わりない(20%減程度~)なら、整備付き・保証付き、などアフターが安心な中古販売店からの購入の方が良いとも言えます。

5.オークションで探す

中古車オークションには、「業者間オークション」と「個人間オークション」の2種類があるといえます。

業者間オークション」のほうが、一般的に「中古車オークション」と呼ばれるものです。これは「オートオークション」とも呼ばれることもあります。中古車を扱う業者が出品し、販売業者が入札・落札する仕組みです。

業者間オークションは、原則として一般人は参加することはできません。 ただし、古物商の許可をとっていれば、一部地域やオークション会場によっては、個人で参加することができる場合がありますが、ハードルは高いといえます。

ですので、個人が中古車を業者間オークションに出品するには「オークション代行」業者に依頼することになります。

「オートオークション 代行」と検索エンジンで検索すれば多くの代行業者が出てきます。ただし注意すべき点としては、オークション代行業者のなかには、悪徳業者も紛れていると言われているので注意が必要です。

個人間オークション」とは、フリマサイトやヤフオクなどを利用して個人間で中古車を売買する方法です。出品者と購入希望者の直接やり取りとなり、中間業者が入らないので購入価格が安くなるという特徴があります。

しかし、個人ですべての交渉や手続きをする必要があり、金銭面での支払いや車両の品質についてのトラブルも、かなり発生する傾向があります。車の手続きに詳しい方や、特別にクルマを安く買いたい方以外は、あまりおすすめできる方法ではありません。

 おすすめの中古車は、以上の方法を組み合わせて、より効率的に探してみましょう。いま具体的方法を考えていないのであれば、手始めに下記サイトから車両情報を探してみましょう!

 ▶ グーネット

 ▶ カーセンサー

 ▶ ガリバー

※ 当サイトの商品紹介は、一部アフィリエイトプログラムを利用しています。

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